先輩パパ体験談
30代 営業
切っ掛けはキャリアへの悩み
第一子誕生時に3ヶ月の育休を取得しました。
育休を考え始めたのは、周囲からの事業共同設立の誘いが複数あり、当時の職場に対する不満もあったことが切っ掛けでした。
そのようなキャリアの悩みがあった中で、妻の出産と時期が重なったため、一度仕事から離れる事を考えました。
海外旅行も行けた!充実のダブル育休
初めての出産であり、出産から新生児の育児まで妻としても不安があったところをサポートでき心身ともに支えることが出来ました。
また、日々成長する子供の世話をすることそのものが喜びであり、娘とのその後の良い関係を築く土台にもなりました。
妻にもメリットがあり、育児の不安が減り、出産後少し時間が経ってからは自分に子供を預けて安心して外出できる等の余裕にも繋がったと思います。
自分としては、四六時中育児をしているわけではないので、自由な時間が圧倒的に増え、友人のビジネスをサポートして本筋のキャリア外のビジネスに携わることが出来たり、家族で旅行に出かけたりと人生の夏休みを満喫できました。生後4か月ほどで海外に連れていくことも出来、日本にはないカラフルな世界やフレンドリーに話しかけてくる他人が大勢いる環境を娘に触れさせることも出来ました。
復帰後、社内で大胆にキャリア変更
復帰の際には同じ仕事に戻ることが通例と思っていましたが、直属の上司との関係が悪化したこともあり、復帰の際には同じ部内の別チームへの配置転換となりました。
一度既存キャリアを捨てるつもりで休業に入ったので、結果的には復帰後に社内で大胆にキャリア変更を決断できました。
30代 事務職
パートナーの一言が響いた
次男誕生時に半年間の育休を取得しました。
取得前は、長男の育児は平日夜の仕事後(19時)と週末はやっていましたが、ある時、妻から「あなたは子育てのことを何も分かっていない」と言われました。自分では、子育てをそれなりにはやっているつもりでしたが、その一言がきっかけで絶対見返してやるという気持ちが芽生えました。
育休は用意周到に
以前から過去の長期育休取得経験者に話は聞いたりネットで情報は得ていたので、育休の魅力については想像できましたし、ある程度の流れも理解していました。
なので、妻の次男妊娠が発覚(1カ月ちょっと後)して、すぐに上司や同僚に伝えました。つまり、育休に入る、8カ月~9カ月前から育休前までにできる業務や引き継ぎ事項を、周りに伝えながら取り組みました。
百聞は一見に如かずなので、まずは取ることが重要だと思います。
そして、短期ではなく、長期(3カ月以上)で子育て一本になる生活(またはワンオペ生活)を経験しないと分からないことがたくさんあると感じています。つまり、育休を取る期間によって得られるものや感じることがかなり違うということです。
育休前の周りとのコミュニケーション、根回し、準備、関係づくりきちんと行えば、長期で育休を取っても失うものはほとんどないと思います。
復帰後は幅広いキャリアにシフト
復帰はスムーズにできましたし、現在、本業とは別に様々な子育て支援活動を行っています。
また、育休取得がきっかけで「保育士」の資格も取得しました。
長期の育休取得を経験しなければ今の自分はないですし、これからも継続していきたいと思っています。
30代 管理職
後輩に繋げたい!育休のカルチャー
異動により人事関連の仕事を経験した時に、これからの社会の変化を見据えた自分のキャリア、HR戦略についていろいろ考えるようになり、多様な働き方を実践し後輩たちへ繋げようと思うに至りました。
自分に子供ができたら1ヶ月でもいいから育休を取りたいと思っていました。
安定期に入ったタイミングで上司に報告し、上司にも応援すると言ってもらいました。
難航し、育休開始が遅れる
いざ産まれたタイミングで、上司が異動してしまいました。コロナもあり、忙しさの中でいつから育休を取るか確定させる相談を言い出すタイミングを逃してしまいました。
以降も残業も多く気付けば子供も6ヶ月に。妻との育児キャリアの差も大きく開き、全く使えないパパが完成しつつありました(そんな空気が家に充満していたように思います)。
そんな状況に危機感を覚え、「取りたい」から「絶対取る」に変化しました。
育休の経験を生かすモチベーション
最終的には、一才になる直前から取得することができました。
育休では多くのポジティブな変化がありました。
・見えない家事、育児の存在を知り妻に感謝
・ワンオペを(約8ヶ月)経験し、全く思い通りにならない&逃げられない育児のストレスと子供と二人で過ごす幸せの両方を体感できて良かった。
・子供のリズムもわかり、今すべきことに気づけるようになってきたことは大きな収穫
・想像以上の保活の大変さだった
復帰はまだこれからですが、目標としては自身の経験から今社内に必要なものは何かを考えて実行したいと考えています。
例えば、社員が気軽に育休や仕事と育児の両立のための相談ができる窓口の設置、またダイバーシティマネジメントの実現に向けて動いていきたいと思います。